ROOX アラウンドビューモニター社外ナビ対応

日産ROOX(B44A)は、サポカ機能が充実しており特にアラウンドビューモニターは大変便利な機能です。

しかしながら、社外ナビを搭載した場合は、別途変換装置を購入し取付けないと映す事が出来ません。

さらに、別途変換装置を取付けてもシフトレバーをバックにした時にしか映りません。

DIYで制作したアダプターで、バックミラーのアラウンドビューモニタースイッチを操作した時に社外ナビにもアラウンドビューが表示出来るようにした情報です。

工具等でパネル等に傷を付けない様に養生テープ、タオルなどで保護をして作業を行いました。

検討

ネット上の先人の情報を参考に検討しました。

新型と言うこともあり日産ディラーの担当者を巻き込み、コネクター配線図などを頂きました。

(頂いた配線図をネットに掲載するのは、日産ディラーの担当者の方にご迷惑が掛かりますので掲載しません)

どうやら、別途購入した「カメラ接続アダプター(データシステム製 型番RCA042N)」の配線を分岐し、これを起動信号として12V電源をナビのリバース信号配線に接続すると思った様な動作をしてくれそうです。

映像切替信号変換アダプター回路

ROOXアラウンドビューモニターのバックミラー部映像切替信号は5Vが供給されていました。

この為、この配線を分岐し、リレーを直接起動するのはちょっと危険です。

ROOXアラウンドビューモニター映像切替信号変換アダプター回路

フォトカプラーにより起動側の信号と出力側の信号を分離しました。

手持ちのフォトカプラーがPC817だったのでリードリレーを介しアクセサリ電源を供給する様にしました。

手持ち部品だけで作成したので、こんな回路になりました。

フォトカプラーの入力側電圧値は約1.2V、電流値は10mAでした。

フォトカプラーの出力側の電流値は、約10mAでした。

有り合わせの部品で制作した回路ですので、動作保証、万が一不具合等が発生しても責任は取れません事をご理解下さい。

追記:今回使用したリードリレーは低い動作電流で動作するも物でした。もう少し動作電流が高いリレーの場合は、トランジスタスイッチ(2SC1815など)を追加すると良さそうです。

映像切替信号変換アダプター

部品は全て手持ち品ですので制作費は0円でした。

フィルムケースに入れ絶縁対策をしています。

ROOXアラウンドビューモニター映像切替信号変換アダプター

ROOXアラウンドビューモニター映像切替信号変換アダプター

映像切替信号取出し

別途購入した「カメラ接続アダプター(データシステム製 型番RCA042N)」の配線を分岐しました。

ROOXアラウンドビューモニター映像切替信号取出し

ROOXアラウンドビューモニター映像切替信号取出し

ROOXアラウンドビューモニター映像切替信号取出し

「映像切替信号」の配線を、ここで一旦、切断しました。

ROOXアラウンドビューモニター映像切替信号取出し

ハンダ付けで、分岐し被覆で絶縁しました。

このオレンジ色の線が制作したアダプターへ繋がります。

接続

+12Vアクセサリー(ACC)電源とアースは、カーナビ接続用コネクターのアクセサリー電源とアースを分岐し接続しました。

映像切替入力信号は、前述のオレンジ色線に接続しました。

ナビに接続していたリバース信号配線を外し、ナビ側の配線に映像切替出力信号を接続しました。

「カメラ接続アダプター」の取付は「AndroidカーナビXTRONS DA100L取付」をご覧下さい。

動作試験

ROOXアラウンドビューモニター映像切替信号取出し

エンジンを掛け、パーキング位置でアラウンドビューモニター切替ボタンを押し確認しました。

エンジンを掛け、リーバス位置でアラウンドビューモニター切替ボタンを押し確認しました。

バックミラー部に映る画像と同じ画像がナビ画面に表示され動作は良好でした。

バックミラーに映されていたアラウンドビューモニターが社外ナビの画面に大きく映され大変見易くなりました。


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