レガシィB4 AndroidカーナビATOTO A6搭載
レガシィB4(TA-BE5)にAndroidカーナビATOTO A6を搭載する為に行った動作試験、設定と取り付けた記録です。
レガシィB4には元々カーナビPNAVI781が搭載されていましたが、地図データが古くなって来たことから更新を検討していました。
更新するにあたり、2dinに収まるandroidベースのオーディオ一体型カーナビを物色したいました。
Amazon、YouTubeなどで、情報が掲載されているAndroidカーナビATOTO A6が面白そうなので入手し、搭載しましたので、その情報を掲載しています。
ATOTO A6選択理由
この製品は、Amazon.co.jpで入手できます。
選択した機種は「ATOTO A6デュアルDin AndroidカーナビゲーションA / Vシステム、デュアルBluetooth&2A充電 - A6Y2721PB 2G+32G カーエンターテイメント GPSマルチメディアラジオ」サイズ: 17.3cm 2G+32G-PB-水平キーと言う製品です。
- カスタマの対応が購入前なのに良かった。
- 購入前に説明書のダウンロードが出来た。
- 2dinで幅のサイズが最小の物だった。
- メインドライブの容量が32GBあった。
- メモリ容量が2GBあった。
- エンジン始動からの起動時間が約2秒と速かった。
- Micro SDスロット、USBスロットが付いていた。
- バックカメラに対応していた。
- テザリング接続に対応していた。
ATOTO A6付属品
本体、取扱説明書(日本語がちょっと?意味は理解できます。)、「保証の指示とサポートのオンライン化」と言う冊子、取付金具、トヨタ車用コネクタ、日産車用コネクタ、その他メーカー用コネクタ、USBケーブル(電源供給用とUSB機器接続用の2ソケット)、GPSアンテナ、Wi-Fiアンテナ、マイク、フレーム枠、液晶保護フィルム2枚が入っていました。
付属品については、写真のとおり袋に入っている物と、包装の全くない物とが混在していました。
ATOTO A6動作試験
初期不良品の場合、車に搭載してからでは何かと大変な為、机上で動作試験と概ねの設定を行いました。
電源(DC12V1.5A)、スピーカー2個、測定用テスタ、USBメモリ、Micro SDカード、DVDプレイヤーをワニ口クリップ、映像ケーブル接続しました。
付属品の、GPSアンテナ、Wi-Fiアンテナ、マイクを接続しました。
ラジオ用のアンテナは、1m程の配線用コードを接続しました。
電源は、常時、ACC、試験用の三系統にしました。
電流値と起動時間
常時電源を接続すると電流値は、0.88Aで微動変動していましたが、約30秒程で0.02Aで変化しなくなりました。
どうやら、常時電源を接続すると起動する為の準備をしている模様、準備が終わると待機状態となり低い電流値になっている様です。
アクセサリ電源を接続すると電流値は、0.98Aで微動変動し、数秒でスピーカーからノイズが聞こえて来ました。FMラジオが音量14で立ち上がっていました。
音量の設定を、3に変更すると、電流値は、0.68Aで微動変動していました。
これが、ネットで良く掲載されている爆音問題?車の中の想定ならそんなに大きな音では無いような・・・
一旦、アクセサリ電源を切ると、何やらバックアップしているのか電流値は、0.15Aで数十秒程続きましたが、その後は、0.02Aに落ち着きました。
再度、アクセサリ電源を入れると数秒で、FMラジオが動作しましたが、音量は設定した3のままでした。
ネットに載っている爆音問題は解消している模様です。
以上のことから待機電流は、約0.02A(20mA)の様です。
最終的にレガシィB4に搭載し、バッテリターミナルで総合の待機電流(暗電流)を測定したところ約30mAでした。
我が家のレガシィB4のバッテリーは、MF90D23L(12V56Ah)なので、単純に計算すると、約77.7日、バッテリの能力を60%と仮定して46.6日はエンジンを始動しないでも大丈夫そうです。
動作確認
付属アプリによるGPS受信確認
- FM、AMの受信確認・・・OK
説明書に従い操作しました。 - USBメモリ、SDカード認識・・・OK
それぞれスロットに挿入し、認識することを確認しました。 - 音楽再生・・・OK
USBメモリに書き込んだMP3を再生し確認しました。 - GPS受信状況・・・OK
GPSアンテナを南窓近くに置き付属ソフトで8/10 3feetでした。 - Google Map・・・OK
地図上自宅にマーカーがあることを確認しました。
- ACC ON/OFF・・・レジュームOK
FMラジオを再生させGoogle Mapを表示させた状態で、OFF/ONを行いました。
MP3音楽を再生させGoogle Mapを表示させた状態で、OFF/ONを行いました。 - 夜間モード・・・OK
イルミネーション端子に電圧を加え、画面表示が減光されることを確認しました。 - バックカメラ切替・・・OK
RC IN(リアカメラ)に、DVDプレイヤーの映像を接続し、バックカムコントロール端子に電圧を加え確認しました。 - ラジオアンテナ給電・・・OK
ラジオアンテナ給電端子にテスタをつなぎ確認しました。
ATOTO A6設定とアプリインストール
ATOTO A6は、android6.0をベースとしたATOTOオリジナルOSです。
設定等は、ほぼスマホと同じ様にして行います。
- Wi-Fiの接続設定・・・OK
家の無線ルーター、スマホのテザリングを確認しました。
- Bluetoothテザリング・・・OK
親機スマホへ接続し確認しました。 - Googleアカウント設定・・・OK
アカウントを新規に収得し設定を行い認証しました。 - FM、AMのチャンネル合わせ・・・OK
説明書に従いチャンネル設定を行いました。 - アプリのインストール・・・OK?
アプリをGoogle Playストアからダウンロードする際に「使用するOSに適していない・・・」様な表示が出るアプリもありましたが、無視してインストールすると動作はOKでした。
(Yahooカーナビ、MAPS.ME、HF Player、GPS Status & Toolboxなど) - アプリの更新・・・OK
Google Playストアで更新を行いました。自動更新は停止の設定にしました。
ATOTO A6搭載準備
レガシィB4(BE5)には、社外品のオーディオが搭載されていますので、既に、ギボシで接続する為の車両側の準備はできています。
トヨタ車と日産車用には、車両側に直結できるコネクタが同梱されているのですが、SUBARU車用は無い為、車両側が未処理のコネクタにギボシを付けました。
付属のコネクタ
ギボシ処理
コネクタ接続図
ギボシは、プラス電圧が掛る側がメス処理、マイナス側がオス処理です。
例、写真コネクタのフロントスピーカ+は、メス処理となります。常時電源は、オス処理となります。
ギボシは、圧着処理した後、必ずコードを引っ張り、抜け、緩みがない事を確認します。
使わないコードは、ヒシチューブで絶縁処理をしました。(ステアリングホイールキー、ブレーキコントロール、アンプのターンオン)
液晶ディスプレイに付属の液晶保護フィルムを貼りました。
ATOTO A6搭載
中華ナビPNAVI781とオーディオ、CDケースを取外しました。
赤枠内にATOTO A6を取り付けます。
センターカバーパネルの取り外し方は、レガシィB4電源取り出しをご覧ください。
既設ギボシと、事前準備で取り付けたギボシを接続しました。
バックカメラ用の電源は、カメラの配線から取り出せる様になっていたので、別途ギボシ加工し接続しました。
赤矢印の位置に、Wi-Fiアンテナを付属粘着シートで固定しました。
GPSアンテナはダッシュボードセンターに付属粘着シートで固定しました。(感度が悪ければ位置変更するつもりでしたが、この位置でOKでした。)
GPSアンテナのコードは、ダッシュボードとフロントガラスの隙間に押し込みました。さらに、左ピラーを外すと現れる下への隙間を通しセンターコンソールまで配線しました。
既設の固定金具を使い、ATOTO A6本体を取り付けました。
若干、奥に引っ込んだようにすると既設固定金具の固定穴で固定が出来ました。
この状態で、試しにセンターカバーパネルを被せると綺麗に収まりました。付属の化粧フレームは、付けると干渉する為、付けない事にしました。
これで、車側に取り付けて見ると・・・センターカバーパネルの上部がうまくハマりません。無理をすれば何とか・・・割ると怖いので諦め取り外しました。
ATOTO A6が上部のエアコンコントローラーを僅かですが、押し上げている様です。
既設固定金具を加工しました。ATOTO A6を固定していた穴を下に2mm程ヤスリで削りました
GPSアンテナは、ダッシュボードの中央に付属の粘着シートで固定しました。
カバーパネルの削りが無かったので、綺麗に収まっています。
ATOTO A6搭載動作確認
家の北側に在る駐車場で、動作確認を行いました。
- Wi-Fiは、若干弱いようですが接続出来ています。(家のWi-Fiルーター)
- GPSは、10/11 誤差1mで良好です。
- バックカメラ、良好に映っています。(エンジン始動直後でも直ぐ映ります。)
- ラジオ、FM、AMとも綺麗に受信出来ています。
- 音楽再生、イコライザーをジャズでいい感じです。
サウンドの調整は、「設定」→「音」で、視聴位置、イコライザなどが調整できます。
視聴位置を若干フロント側としました。 - 買物ついでに、Wi-Fiテザリングで、Yahooカーナビを使った見ましたが問題なく動作しています。
- 普段使いのオフラインを想定しMAPS.MEも使って見ましたが、こちらも、動作は問題ありませんでした。
参考
ATOTO A6は、いろんなタイプが有る為、評価が分かれている様な気がしました。
ATOTOカスタマの反応は非常に良く国内の某メーカーよりもスムーズに連絡が来ます。
ATOTO A6のサイズは、国産車に付ける場合、難しと言う話もありますが、ナビ本体の寸法は表示されているサイズでした。購入前に、車の取付位置のサイズを良く検討するか加工覚悟が必要です。
初期不良は、判りませんがGPS、ラジオの感度も悪くありませんでした。
パネルのタッチ制度は微妙です。標準で用意されたアイコン等のタッチは問題ありませんが、アプリ内の細かな設定を開く為のハンバガーアイコンは細かくて押しにくい様に感じました。
運転中は、細かな操作はしませんが、水平の物理ボタン付きで正解だと思いました。
Bluetooth電話は使いませんので、判りませんが、BluetoothテザリングはOKでした。
テザリング親機の電池消耗を考えBluetoothテザリングで使う事にしました。エンジン停止始動の度に、接続動作が面倒です。
普段は、オフラインで使える無料地図アプリMAPS.ME+付属の音楽再生アプリで使っています。
カーナビが必要な時は、Yahooカーナビを使っています。エンジン停止始動の度に「オフライン」の表示が出るのがちょっと邪魔かな?
耐久性がちょっと不安です。Androidのタブレット基板が入っているとすると・・・夏場大丈夫かな?
少しカスタマイズした話・・・AndroidカーナビATOTO A6カスタマイズ
システム、アプリの更新時に外部電源を使える様にしました。新たに搭載される方にはお勧めです。
ATOTO A6のシステム更新の話・・・AndroidカーナビATOTO A6システム更新
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