内窓インプラスDIY取付け
過去に業者によるリフォームでリビング等の窓の二重化を行いましたが、費用面も有り小窓はDIY(簡易内窓取付)で行いました。
寝室に利用している二階和室の掃出し窓と出窓、洋室の窓も二重化できないか検討していたのですが、ポリカ中空ボードでは寝室に使っているので結露対策の効果が期待出来ないことが判りました。
と言っても業者に依頼すると費用が20万円以上(単板ガラス)・・・安い業者をネットで検索していて見つけました!
「激安内窓クラブ」と言うサイトでリクシルの内窓インプラスの材料を売っていました。
しかも、ペアガラス(ガス入)を選択しても13万円ほどでした。
業者リフォームをした際に内窓の設置方法はじっくり観察していたのでDIYでやれると判断し取付けを行いました。
取付け可否
窓枠を取付ける枠は、取付け重量に耐えられる強度が必要です。
極端に歪な窓に付けるのは大工仕事で予め窓枠取付け枠の修正が必要になります。
窓枠を取付ける枠の幅は70mm以上必要ですが、別売りふかし枠(結構高額)を購入するか大工仕事で幅を厚くする事が必要になります。
我が家の場合、窓の廻りに木製が有り傾き等も僅かでした。和室掃出し窓の枠幅は60mmしかありませんでしたが、必要なら木枠でふかし枠を作成することにしました。
採寸
採寸が正しく出来ないと折角購入してもタダの廃棄物になってしまいます。
「激安内窓クラブ」メールの中に【計測に関して】と言う注意書きがありました。
「基本的に内窓は取付箇所より小さい分には多少の誤差(1~4㎜)があってもきれいに納まります。しかし逆に製品の方が3㎜程度大きくなってしまったときはそのままでは納まらない場合がございます。」
採寸の誤差は、できるだけ少なく+-1mm程度が望ましいのですが、既設の窓枠の寸法は、メジャーだけでは上手く測れません。
写真の様に、メジャーと差し金を組み合わせる事で正確に測る事ができます。
写真箇所の場合、1,600mm(メジャー1,500mm+差し金100mm)になりました。
横枠寸法、上中下の3箇所を測ります。
縦枠寸法、右中左の3箇所を測ります。
横枠、縦枠の測った寸法の内、最小値で注文となります。
採寸が正しく出来ないと折角購入してもタダの廃棄物になってしまいます。
「激安内窓クラブ」で注文すると内窓枠だけを先に納品して貰う選択が出来ます。
内窓枠を先に取り付ければ、万が一採寸間違いがあっても値段の高い本体(ガラス障子部)を修正する事が出来、最悪でも内窓枠の変更購入で済みます。
臆病者の私は、この方法を選択しました。(送料は合価で判断となり無料でした。)
内窓枠取付け
内窓枠分の支払いを完了した日から5日目に納品されました。
窓の箇所毎に梱包された物を一纏めにしてありました。
施工説明書が同梱されていました。
取り敢えず固定せずに各窓枠に当てて見ました。(取付け予定の窓枠の内、洋室はDIYで壁紙の貼替えをする為)
問題ないので本体(ガラス障子部)を注文しました。
固定用の木ネジは多めに付属しています。
下レールを固定する木ネジには付属シリコンワッシャーを通し防水対策をします。
既設窓のクレセント錠を開いた時、内窓の枠に当たらない位置に内窓枠を取付けた行きます。(クレセント錠の柄が長く当たる場合は、クレセント錠の交換が必要です。)
左右の内窓枠を取付けます。(取付け間違いの無い様に枠に「室内側」「上」などのシールが有ります。)
これが基準となるので既存窓サッシからの距離を合せ垂直になるよう固定しました。
(説明書に従い位置決めを行い電動ドリルで2mmの導き穴を空けました。)
先に上枠レール部を取付けます。
上枠レール部を弓なりに反らせ左右枠の内側にハメ込み固定しました。
下枠レール部を取付けます。
上枠レールと同様、弓なりに反らせ左右枠の内側にハメ込み固定しました。
1窓分完成です。
所要時間30分ほどでした。
(上枠レールを先に取付ける理由は、下枠レールが付いていると上枠レール取付け作業時に邪魔になる為です。)
内窓用ふかし枠作成
洋室窓と和室窓の内窓枠は簡単に取付けが完了しましたが、和室の掃出し窓は、既設の窓枠に内窓を取付ける幅が60mmしかなく10mmほど足りません。
通し柱側は、70mmあり問題ありません。
実際に内窓枠を当て、荷重の一番かかる下レールの位置を見るとレール部分自体は既設の窓枠内にあり問題なさそうです。
ただ、見た目が・・・左縦窓枠へ取付ける縦枠と上のレール枠はカーテンに隠れるので、このままとし下レール枠にふかし枠を付けることにしました。
コレぐらい浮いています。
1,820×40×12mmの桧材を加工塗装し、コーチスクリューネジで固定しました。
これで、問題解決と思っていたのですが、後日、本体(ガラス障子部)を取付けカーテンを元に戻すと思わぬ問題発生です。
掃出し窓用の本体(ガラス障子部)は、サイズが大きい為、強度の関係でクレセント錠が付いているガラス枠が太くなっています。
この部分にレースカーテンが当たり開け締めがやり難い・・・。
この様に当たります。
下枠と同様のふかし枠を作成し問題解決です。ついでにカーテンフックも金属製からプラ製に交換しました。
本体(ガラス障子部)取付け
本体(ガラス障子部)分の支払いを完了した日から15日目に納品されました。
私の場合は、リクシルからの直接搬入となりました。
掃出し窓の本体は、片側で20数キロの重量があると聞いていたのですが運んで来られた方は一人、軽々と玄関内に搬入完了です。
直接搬入の為、余計な梱包が無く後始末が楽でした。
息子と二人で、二階へ運び上げました。(これが一番大変だった・・・)
こんな感じで梱包されていました。(車の荷台では、専用の箱状の物に収まっていました。)
施工説明書が同梱されていました。
取付けと言ってもハメるだけです。
掃出し窓の本体は、重たい為、息子と二人でハメ込ました。
内窓上枠レール内の外れ止めを移動させ所定の位置で固定しました。
取付け所要時間は、運搬開梱を含め三窓で40分ほどでした。
内窓インプラス取付け調整
本体(ガラス障子部)分のレールの掛かり具合と傾き、クレセント錠の掛かりを調整しました。
上レールの掛かりは、4mm以上必要とありましたが、我が家の場合、全ての窓で値を超えていました。
掛かりが浅い場合は、写真の位置の目隠しキャップを外しプラスドライバで奥のネジを回し調整します。
右に回せば上がり、左に回せば下がります。
傾きもこのネジで調整します。
クレセント錠の掛かりは、上下にずれている場合は内側窓のキャップを外し現れたプラスネジを緩め行います。
このキャップが外れにくいので、車の内装剥がし工具を差し込み外しました。
左右ににずれている場合は、外側の窓の写真部分のプラスネジを緩め調整します。
調整確認の所要時間は、三窓で30分ほどでした。
内窓インプラス取付け効果
結露の状況を見ると、寝室で利用している部屋の為、外側の窓は、うっすらと白くなっています。取付けた内窓には結露はありません。
期待していなかったのですが、遮音効果が結構ありました。内窓を締めると外のザワッとした音が聞こえなくなりました。
本格的な寒さを迎えてから再度状況を報告したいと思っています。