エルグランド(ALE50)エアコン液晶照明青色LED化
エルグランドのカーオーディオを取り替えたところエアコンのグリーン表示と違和感があり、何とか青系に統一出来ないかと挑戦した奮戦記です。
インターネットで検索すると、yahooオークションで交換用の部品が販売されていましたが高額・・・さらに、検索すると同じ思いでLED化されているサイトがあり、これなら出来ると挑戦しました。
今回は、液晶バックライトのLED化のみを行いました。
注意:発光ダイオードは正面から直視しないで下さい!
液晶照明青色LED化使用材料
青色LED×2個
青色LEDにも随分といろんな種類があります。
拡散タイプを購入するのがベターなのですが、今回は実験のつもりで100円ショップで販売されている青色LEDライトを分解して利用しました。(直径は5mmでした)
分解する時は、LEDの極性が後からわかるようにして下さい。
100円均一のLEDランプ
写真のようにネジを4本外すと簡単に分解できます。
抵抗×2本
ジャンクから取り外した120Ω1/4Wの抵抗を使用しました。
エアコン・コントローラ取外し
センターコンソール化粧カバーを外します。
(外し方はここを参考にして下さい)
作業中は化粧カバーを傷つけないようタオル等を巻くと簡単に保護できます。
赤い矢印のネジ4本を外します。(カーオーディオも外した方が作業がやりやすいと思います。)
本体を前に出すと背面のコネクターを3カ所外します。
赤い矢印の部分を押し込みながら引っ張ると外れます。
エアコン・コントローラ分解
赤矢印のネジを4本外します。
前面パネルと後面パネルを分離します。
赤矢印のストッパーを5カ所外します。(裏側に3カ所あります)
写真青矢印(灰色ソケット)2カ所が液晶バックライト用のランプです。
赤矢印(白色ソケット)3カ所は、車のライト点灯時に点くスイッチ類用バックランプです。
写真は極性を表示しています。
液晶バックライト用ランプの電圧は7.2V、スイッチ類用バックランプの電圧は、12.9Vでした。
エンジンをONにすると、スイッチ類用バックランプの電圧は13.9Vまで上昇しましたが、液晶バックライト用ランプの電圧は殆ど変化しませんでした。
LED用抵抗値検討
LEDの規格を調べると、3.5V20mA(MAX30mA)らしい・・・100円ショップで販売されている青色LEDライトは、コイン電池2個直列で動作していたので、この規格が正しいかは?
試しに、コイン電池1個で点灯すると暗いながらもちゃんと点灯するので、これが正しいとして抵抗値を求めました。
定格では、(7.2V-3.5V)/20mA=185Ω
最大では、(7.2V-3.8V)/30mA=113Ω
抵抗の電力値は、最大で3.4V×30mA=0.1Wとなる。
手持ちのジャンク基盤を探すと120Ω1/4Wを2本発見、取り外しテスターで抵抗値を確認すると130Ωである事がわかり、この抵抗を使用することにしました。
青色発光ダイオード(LED)の加工
LEDをこのまま使用すると正面部分だけが明るくなり液晶画面がスポット状になってしまいます。
これを防ぐ為に拡散ラバーなる品物が売られていますが、今回は、LEDそのものを加工し拡散化を図る事にしました。
先輩達の知恵を拝借し頭の部分をヤスリと仕上げ砥石で平らにしました。
さらに平らにした部分に、ホワイトマーカー白色を薄く塗りました。
青色発光ダイオード(LED)の取り付け
写真のように基盤に直接半田付けしました。
青矢印の部分には、この後、絶縁チューブを被せてあります。
回路図
取り付け点灯試験
分解した逆の手順で組み立てをします。
全面パネルと後面パネルを組み立てる時は、取り付けた部品が接触しないかを確かめて組み立てます。
車のエンジンをかけると、しばらくデフのランプが点滅します。この点滅が完了してから、「A/C」ボタンを押しLEDが点灯すれば完成です。
光具合はフラットではありませんが、私は我慢出来る程度に光っています。
実際に接続してLEDの両端電圧を図ると3.6Vでしたので、3.6V/130Ω=27mAで稼働している事になります。
参考
こんな事も試しました。
既設のランプのラバーを緑色から青色に交換してみましたが、色の具合で、暗い感じになってしまいました。
LEDの頭を平坦に削っただけでは、明暗がはっきりと出てスポット状になりました。
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