液晶モニタSyncMaster540Nコンデンサ不良修理
パソコンを起動しても、SAMUSUNG製の液晶モニタSyncMaster540Nに何も表示されないことがしばしば発生するようになりました。(BIOSの起動画面も駄目)
パソコン自体は、起動しているようです。しばらく放置すると突然画面が表示される事があり一度表示されると問題なく使用できるのですが・・・。
過去の経験からコンデンサ不良と検討を付けて、分解し不良のコンデンサを交換した方法を掲載しています。
準備
道具は写真のような物を使いかました。
オレンジ色がRingTOOLです。車用のドア内貼り外し工具ですが、今回はパネルに傷を付けないように使用しました。
不要になったプラスチックカードなので代用出来ると思います。
交換用のコンデンサは、今回は手持ちで同等品がありました。
分解
赤丸プラスネジ3本をドライバで外し下に引き抜き台座を外します。
液晶の周囲パネルを外します。
傷を付けない様に注意しマイナスドライバで隙間を作りました。
出来た隙間にRigTOOLを差し込みパネルを外します。
写真のコードを切らないよう注意!
写真の様に裏面パネルが外れます。
左側、金属パネルを外します。
パネルを外すと現れるコネクタ(赤丸)を2か所外します。
グレーの金属部分が液晶部分から外れますので、配線に注意し裏返します。
赤色枠のプラスネジを外します。
電源部の基板です。
コンデンサ交換
電源部の基板を調べると・・・赤色枠のコンデンサーが膨らんでいます。
他のコンデンサーは外見上問題無いようです。
他の基板も確認しましたが異常のあるコンデンサーは有りませんでした。
膨らんでいるコンデンサーを半田ごてで外すためコネクタを外しました。
外したコンデンサ1000μF10Vです。
今回は手持ちがありましたので即交換しました。
交換したコンデンサはマザーボード用超低ESRアルミ電解コンデンサです。(買っても100円もしません・・・)
動作確認
概ね分解した逆の手順で配線を接続し、仮にパソコンに接続して確認すると問題なく表示されました。
逆の手順で組立直し、パソコンに接続して起動させると一発で表示されるようになりました。
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