外壁塗装のポイント
建築後16年が経ち外壁の汚れが目立つようになりました。
外壁の汚れもですが、一番気になっていたのが屋根でした。
我が家の屋根は、耐久性と耐震性を考慮して、カラーベスト・コロニアルで施工されていますが、黒色が斑な灰色になり、トタン部分に錆が出ている状態でした。
このままだと雨漏りするのではと心配していました。
まずは、どのような補修が必要なのか専門業者に見て貰うことからスタートしました。
何社か見て貰った結果、屋根も防水塗装すれば良いと言う事になり、はじめて我が家の外壁塗装をしました。
反省も含め、こんな事に注意しながら進めれば余計な心配をしなくて良かったのかな?と思って記載しました。
塗装業者選び
業者を選定するのに、参考にしたのがインターネットの情報です。昔から水物は怖いのとおり、業者によって塗装工事は、いくらでも誤魔化されてしまうということが良くわかりました。
しかしながら、頼む方からすれば、
- 値段は安い方が良い。
- 工事は丁寧に手抜きなしで施工してほしい。
- 施工後、長持ちする材料を使ってほしい。
- 不満が残らない。
では、ないでしょうか?
セールストークに注意です。
愛想が良いだけでは駄目、特に注意は、値段ありきで説明する人、「値段は何とでもなる・・・」とか、しつこく質問をするとムッとする人。専門知識の説明がわかりにくく誠意がない。
- 気持ちの良い応対をしてくれる方
- 専門知識をわかり易く説明できる方
- 担当者の会社でのポジション・勤務年数
- 会社が公的な許認可(県知事からの塗装業認可など)
- 直営施工(下請け丸投げではない)
我が家の塗装業者選び
新聞に広告を入れてくるリフォーム業者とインターネットで探した地元業者の施工例と金額で比較しましたが、直営施工の業者に一度、見て貰うこととしました。
我が家の予定に合わせ来てくれて方の名刺肩書きは、代表取締役て・・・「社長ですか?」と聞くと「社長と言うよりは代表親方です。私の会社は、平均年齢が30代で塗り替え職人で設立した若い会社です。」との回答でした。会社の概要を聞き、見積もりは無料であることを再度確認して、実際に見てもらいました。
外壁の塗装状況を見て、過去に増築した箇所、築年数などほぼ正確に言い当てたの驚きました。「他の住宅に比べ、建築時の塗装が良いので、大掛かりに塗装しなくても暫くは大丈夫だと思うが、屋根とか庇などの金属部分の錆補修は、早めにした方が良いと思います。」との事であった。
見場からも塗装を考えていたので、一度、外壁の全塗装で見積もりを依頼することとしました。
見積もり条件として、塗装できるもは全て塗装することと、断熱塗装の提案をすることとしました。
この業者から提出された見積もりと再訪しての説明がありました。
図面から正確に材料の数量等が記入されており使用材料の説明、断熱効果の説明もしっかりしていました。
見積もりは、塗装材料を替えたものが数種類用意されており我が家の予算より高めでしたが、この地域での相場よりは安目だったので契約をしました。
我が家の塗装業者選び反省
実際には、何も問題が無かったのですが、施行中大丈夫かなと不安が過りました。
インターネットで確認しただけで、会社を訪問して実態を見るべきだった。(本当に直営か)
近所に施工した住宅が無かったが、多少離れていても実際に施工した事例を見るべきだった。
見積もり注意ポイント
建坪で見積もりを出す業者は、駄目!同じ建坪でも建て方で塗装面積が大きく違います。見積もりをするのに「建築図面を貸して下さい。」と言う業者は、金額を正確に積算してくれます。
見積書には、工事工法、会社印が押されており、部位ごと(屋根、壁、鉄部、雨樋など)工程ごと(ケレン高圧清掃、下地、中塗り、上塗りなど)に塗装材料、数量記載があり、さらに、足場仮設費、養生費、その他工事費(補修)がちゃんと明示してあることが大事!施主が選び易いように材料を変えた見積もり掲示があると価格検討も出来ます。勿論、材料の違いによるメリット、デメリットの説明が必要。
後で、思ったのですが、塗料の数量が平方メートルで記載されていたのですが、見積もりとおりの数量が使われたか確認するため缶の数量も記載してもらえば良かった。
資料などから、下塗り、中塗り、上塗りの3回として、必要な数量は、下表のとおりでした。
施工箇所 | 施工面積 | 単位量 | 一斗缶数量 | 必要一斗缶数量 |
屋根 | 105㎡ | 2~2.5㎡/ℓ | 約3缶 | 約9缶 |
外壁 | 210㎡ | 3~3.5㎡/ℓ | 約4缶 | 約12缶 |
塗料選定
我が家の希望は断熱性、耐久性、防湿性、防カビ性が高い塗料を提案することでした。
業者さんからは、アステックペイントの提案を受けました。
紫外線が日本の3倍以上あるオーストラリア生まれのアステックペイントは、紫外線に対して圧倒的な耐候性があり日本では15年大丈夫という説明を受けました。
- 屋 根
少しでもエコと言うことで、熱対策効果のある塗料を選びました。
エナジースター IRグロス・・・ナノセラミックと特殊顔料により熱を反射し防汚性に優れており、塗装表面を長期に保護。 - 外 壁
外壁も遮熱効果の高い塗料と考えていたのですが、予算の関係と、調べてくれた業者さんが、「この家は壁にしっかり断熱材が入っているので、そこまでしなくても良いのでは・・・」と言う助言もあり次の塗料としました。
アーマフレックス・・・紫外線に強い、光沢保持性に優れ、変色が少ない。 - 鉄部・雨桶
ウレタン - 色
好みによるものですので、何とも言えませんが、ご近所を見て周り自分の家にあった色を選ぶの良いのではないでしょうか?
色見本に比べ仕上がりは、明るくなる傾向があります。サッシ等、色を変えれない部分との調和も必要です。
実際の工事
足場を組むための準備に1日。(カーポートの屋根外し)
足場を組み上げ養生ネット張るのに1日。
高圧水によるケレンと清掃に1日。
窓等の養生に半日。
塗装は職人さん2人で7日、途中、塗料が不足して中断後、職人さんが1人になり4日、足場等の撤去に1日、カーポートの戻しに半日でした。実質15日程でした。
工事中は、カーポートに車を駐車できないため、ご近所で空いていた駐車場をお借りしました。
カーポートに置かれていた塗料が希望のものか、数量は見積もりとおりかを確認しました。