超強プラスチック障子紙(両面テープ貼り)貼替え方
前回の貼替えには、超強プラスチック障子紙(糊貼り)で行いました。
流石に、超強プラスチック障子紙と言うだけあり破れは無かったのですが、薄く日焼けした様な跡が目立つようになり貼り替えました。
今回は、糊を使わず専用の両面テープで貼る方法でやってみました。
材料と道具
今回、使用した障子紙は、アサヒペンの超強プラスチック障子紙(両面テープ貼り)です。
破れにくい、水拭きが出来る、冷暖房効果アップ、UVカット加工(紫外線を約95%カット)、色あせ・変色を防止する効果などが気に入り選択しました。
障子紙 | 必要数より2枚分程余分に必要 |
両面テープ | 専用の両面テープ、桟木の長さを測り個数を計算 |
カッター | 1個(今回は壁紙用薄刃を使用) |
金属ベラ(地ベラ) | 障子紙のカットに使います |
スポンジ | タオルでも良い |
タオル | ぼろ切れでよい |
仮止めテープ | 塗装用のマスキングテープ |
洗面器 | 普通のでOK |
ゴミ袋 | |
ハサミ | |
シート | レジャーシートなどでOK |
準 備
作業場所は、風のある屋外は不向きですので室内がお勧めです。
作業スペースにレジャーシートを敷き汚さないようにしました。
今回は、ダイニングテーブルの上で作業しました。(腰が楽・・・)
洗面器の3分目程度に水を入れておきます。
カッターナイフの刃は、刃折りしてよく切れる様にしておきます。
障子戸は、上に持ち上げ下側を手前に引いて外しておきます。
障子のはがし方
水の入って洗面器にスポンジを付けます。
軽く、絞って水を切ります。(水がボトボト垂れない程度)
濡れたスポンジを桟に沿ってなどって湿らせます。
5~10分後(余り時間をあけると、また、貼りついてしまいます)に、写真のように端の方からゆっくりと剥がします。
剥がれにくい箇所には再度スポンジで湿らせます。巻くように剥がし、古い障子紙は直ぐに畳んでゴミ袋に入れます。
障子紙を剥がし終わった障子戸は、埃等の清掃を行い良く乾かしました。(2時間ほど)
古い障子紙も超強プラスチック障子紙だったので綺麗に剥がすことが出来ました。
もし、桟に障子紙が残る様でしたら、先程ゴミ袋に入れた古い障子の一部を折り畳み少し濡らして、こすぎ取るようにして除去します。
拭く方向によって桟がささくれることがありますので、木目の向きに注意します。
ささくれたときは無理に引っ張ってとらず乾かしてからカッターの刃を当てて除去します。
障子紙(両面テープ貼り)の貼り方
最初に、縦桟方向に両面テープを貼っていきます。
両面テープは桟木の中央にキッチリと貼ります。(桟木からはみ出すと埃が付着し汚くなります。)
貼り終えた両面テープの上を指の腹で、しっかりなどり接着を強くします。
障子紙を仮に置き、1箇所だけマスキングテープで仮固定します。
障子紙を開き、真っ直ぐに貼れることを確認し、マスキングテープで動かない様に固定します。(今回は、5箇所)
縦桟方向の両面テープの保護テープを剥がし、横桟方向にも両面テープを貼っていきます。
貼り終えた両面テープの上を指の腹で、しっかりなどり接着を強くします。
障子紙側の横枠両面テープの保護テープを剥がし、障子紙をしっかり伸ばしながら貼ります。
障子紙側の横桟両面テープの保護テープを剥がし、障子紙をしっかり伸ばしながら貼ります。
以下、同じ要領で両面テープの保護テープを剥がし、障子紙を貼り付けます。
貼り付けが終えた障子紙の中央から外枠に向かい、桟木の上をなどる様に指の腹でしっかり押さえ弛みを無くす様にします。(これが、なかなか難しい。糊貼りの様にピンとはなりませんでした。)
余分な障子紙を金属ベラ(地ベラ)とカッターナイフで切断します。
切断箇所に金属ベラ(地ベラ)を当てカッターナイフで切断しますが、カッターナイフは金属ベラの範囲で切断した後、動かさず金属ベラを次の切断箇所に移動してからカッターナイフで切断を繰り返します。(切り始めたらカッターナイフの刃は、枠木から離さない)
こんな感じで貼り終えました。
参考:剥がす時は、ヘアードライヤーなどで温め剥がすそうです。
感想
今回、超強プラスチック障子紙の両面テープ貼替えを行いましたが、思った様に弛みが取れませんでした。
前回、超強プラスチック障子紙の糊付けタイプで貼替えをした時は、最後に霧吹きを行えばピンと貼れたのですが・・・。
私的には、不満の残る結果となりました。
実際に、和室に障子を戻し、妻子にその旨を言うと「綺麗に貼れている」「気にならない」と言われたのですが・・・。
次回は、やっぱり昔ながらの糊貼りかな。