我が家のHomeLan
私達がマイホームを建てた頃、インターネットなんてまるで別世界の話・・・電話、電気、テレビ、インターホンの配線には、図面に記入し検討をしましたが・・・まさか、家の中にパソコンを接続するケーブルが必要になるとは・・・夢にも、思いませんでした。
このページは、天井裏、床下・・・を這いずり廻って完成した我が家のHomeLanを掲載しています。
<ご注意>
内容が古くなっています。現在、回線は光となり無線LANも活用しています。
ネットワークの概要
ルータ→プリンタサーバ、子供用パソコン×3、ハブ→私のパソコン×2、1階モジュラジャック×2と接続されています。
勿論、どのパソコンからもインターネットに接続することができます。
本ページ当時の概念図
現在の概念図
配線工事概要
配線は、2階の書斎(本当は納戸)からスター配線しています。
LANケーブルは、カテゴリー5eを使い100Base-TXでも使用できるようフル配線しました。
(追記:カテゴリー5eは、通信速度1Gbps対応です。)
天井、壁等の穴空け、コンセント等の取り付けは、「電気器具」のページを参考にして下さい。
書斎~2階屋根裏
書斎から見た天井
天井の隅をくり貫いて配線用ボックスを付けています。
屋根裏から見た天井
真ん中に黒く見えるのが配線用ボックスです。
2階屋根裏~1階天井
2階屋根裏から見た壁の隙間
壁と壁の隙間を通しています。
1階天井
梁の下から延びている白いケーブルが、再度、壁と壁の隙間をとおり1階床下へ延びています。
1階床下
床下から見た壁の隙間
床材に張られている断熱材の隙間からケーブルを引き出しました。
床 下
床下を匍匐前進・・・一番大変でした!
1階モジュラジャック
1階和室から見た床
畳をめくり床板にドリルで穴を空けました。
既設コンセントを利用してケーブルを引き込みました。
完 成
注意事項!
- 屋根裏等には、釘が突き出ていたり危険な箇所があります。
- 夏期には、屋根裏の温度は想像を超えるものがあります。
- 断熱材として使用されているグラスウールは、直接肌に触れると突き刺さります。
- 白蟻の防虫駆除をした後は、絶対に床下に入らないで下さい。
- 床下等の作業は、防塵対策をして行って下さい。
あくまでも自己責任!で、お願いします。
Lan配線豆知識
モジュラ配線についての豆知識です。
注意が必要なのは、現在配列に使用されている規格が二種類あることです。T-568AとT-568Bという規格です。
当たり前ですが、同一区間で混在すると接続できません。
今回使用したケーブルは、T-568A規格・・・モジュラジャックは、T-568B規格で結線図が書かれていました。主流は、T-568A規格ですのでこの規格に統一しました。
結線比較表 | ||||||||
RJ45端子番号 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
モジュラジャック端子番号 | L8 | L7 | L4 | L2 | L1 | L3 | L6 | L5 |
T-568A配列 | 白緑 | 緑 | 白橙 | 青 | 白青 | 橙 | 白茶 | 茶 |
T-568B配列 | 白橙 | 橙 | 白緑 | 青 | 白青 | 緑 | 白茶 | 茶 |
モジュラジャック正面図
モジュラジャック裏面図
このモジュラジャックは、コンセントプレートに取り付けるタイプです。
ケーブルの先端10mm程被服をとり差し込むだけです。(特殊な工具は不要)
今回使用しましたモジュラジャックは安価なISDN用を使用しましたが、このモジュラジャックは、L1-L2、L3-L4端子が抵抗で接続されているため、このままでは10Baseでしか動作しません。
(当時、私の住む地域では、このコネクターしか売られていませんでした。)
モジュラジャックの裏の爪を外し分解して、抵抗を除去すれば100Baseで動作します。