バルコニールーフ板交換
2階のバルコニーは、洗濯物干し場として使われています。
家を建てると同時に設置したバルコニールーフ、築29年、アクリル板のひび割れが酷くなり補修だけでは強風時に危険と判断し交換する事にしました。
こんなことをして補修していました・・・「ベランダルーフ・アクリル板補修」
当初2階と言うことで、業者に依頼する為、見積もりを取りましたが・・・金額もさることながら施工開始までの期間が早い業者で2か月後・・・台風来るんじゃないの・・・いろいろ調べてDIYしました。
ルーフ板採寸と選定
新しいルーフ板を購入する為、既設のアクリル板を一旦外し採寸しました。
2階にあるバルコニーのアクリル板を外すのは落下の危険があります。
我が家のバルコニーの手すりは幅広で足場として使えます。
万が一の落下に備え、ヘルメットを着用し柱に固定したロープを腰に巻き付け作業をしました。
上面のルーフ板押さえ板を2枚、1枚当たりプラスネジ7本を外しました。
この状態で、メジャーで採寸をしました。
W:894mm L:2,000mm 厚み:2mm
我が家のルーフ板には曲がりがあるので、購入するポリカーボネート板が対応するか確認しました。
ポリカーボネート板の常温曲げ(コールドフォーミング)の目安と言う様ですが、厚みによって決まるようです。
購入予定の2mm厚では、最小曲げ半径は300mmとなっていました。
半径300mmに切った型紙を当てて確認しました。
物干し場の場合、熱線遮断タイプは洗濯物の乾きが遅くなる為使いません。
ネットのお勧めは片面クリアマットなのですが、どんな感じになるか???
楽天市場の「セイコーテクノ」と言うサイトで送料300円負担ですが、見本を販売していたので購入しました。
見本は「アイリスシンヨー」社の物でした。(IRISはいろんな物を作っている)
妻がベランダで太陽光の基、精査しクリアに決まりました。
ポリカーボネート板購入
ポリカーボネート板は、梱包サイズが大きくなるため個人宅宛には発送しないと表記されている販売店が多く困りました。
「アイリスポリカシート」をキーワードに検索すると、「ポリカーボネート板専門ECサイト ポリカ屋」さんを見つけました。
個人宅宛発送OK、見積もり計算もサイトからできるので安心です。
寸法、色、枚数も分かっているので、情報を入力し購入、送料無料で税込み41,712円でした・・・安い!!!
メール連絡も要所要所であり丁寧な対応なので安心です。
商品到着日の連絡とおり受取、生憎の雨降りで外に置けないので空いている部屋へ搬入しました。
総重量約26Kg、重い!アイリスソーコーさんからの直送でした。
荷姿
両面共保護フイルム
既設アクリル板撤去
プラスネジ7本を外し、押さえ金具を外します。
ここで問題発生!軒下に潜ったネジをスタビドライバーで外そうとしたのですが外れません。
手前の押さえ金具(外側)は外れたので、何とかアクリル板を引き抜き外しました。
ネジの外れない押さえ金具を少し持ち上げ隙間を作り抜きました。
アクリル板が無ければ軒下のネジを外すのは簡単でした。
綺麗にアクリル板を外す事が出来ました。
アクリル板はバルコニーから庭にロープで吊るして下ろしました。
相当劣化が進んでいたのかロープで縛るだけで割れました。
手間でしたが、アクリル板カッターである程度の大きさまでリサイズし下ろしました。
ポリカーボネート板取付
ポリカーボネート板の保護フィルムは、作業中の傷防止に付けたまま乗せます。
押さえ金具部に挟み込まないように保護フィルムの周囲を表裏とも約5cmほどめくりました。
骨組みの隙間に脚立が若干かかるようにし、ここにポリカーボネート板を立てかけ、隙間から上に引き抜き乗せました。
ポリカーボネート板は約5kgで重くは無いのですが、たわみがでるので結構大変でした。
ポリカーボネート板の下側を差し込み、回収していた赤色矢印の押さえゴムパッキンを上から押し込みました。
ポリカーボネート板の屋根側を差し込み全体の位置調整を行い外側の押さえ金具をネジで固定しました。
内側の保護フィルムを剥がします。
桟が邪魔をしますが、赤線部分でカットすると簡単に抜き取る事が出来ました。
外側の保護フィルムを剥がし1枚目完了です。
軒下にかかる押さえ金具のネジは、ポリカーボネート板を付けると締めるのが難しくなるので予め軽く締めて押さえ金具に隙間を作っておきます。
2枚目のポリカーボネート板をこの押さえ金具の隙間に差し込みながら下側を固定してから屋根側を差し込み全体の位置調整を行いました。
緩めに占めておいたネジを締め、残りのネジも締め付け押さえ金具を固定しました。
以下、内側の保護フィルムを剥がし・・・と、同様の作業を行いポリカーボネート板6枚の取付を完了しました。
ルーフ板取替参考事項
アクリル板の処分方法については事前検討が必要
私の住む地域では市役所の担当の方に確認すると1m以下の長さにすれば他プラのゴミとしてだして良いとの事でした。
撤去したアクリル板をサイズダウンして他プラの回収日ん収集して頂きました。
シリコーン系シーリング材に注意が必要
私は使いませんでしたが防水等の関係でポリカーボネート板にシリコンシーリングする場合は、汎用の物は駄目な様です。
セメダインさんのホームページに以下の掲載があります。
「脱アルコール型シリコーン系の8051NやバスコークN、変成シリコーン系のスーパーシールをお薦めします。ポリカーボネートやアクリルは、一般の脱オキシム型シリコーンシーラントを使うとひび割れが生じる可能性があります。」