雨戸の調整と錠修理
雨戸は、長年使っていると、どうしてもずれや緩みによってスムーズに閉まらなくなります。
掃除したり潤滑油を挿しても駄目な時は、調整で直ることが多いので、その情報を掲載しています。
併せて、我が家で発生した雨戸錠の不具合修理方法を掲載しています。
雨戸の調整
雨戸の傾き調整
雨戸が傾いていると閉めた時に、落とし錠が落ちない、上下どちらかに微妙な隙間ができるなどが発生します。
雨戸の傾きは、雨戸の下側、赤矢印で調整します。
もう少し拡大すると、次の写真になります。
(写真は雨戸を取外していますが、外す必要はありません)
このプラスネジで調整をします。
通常、右に廻せば戸車が出る方向に動き、左に廻せば入る方向に動きます。
左右にありますので、これを調整することで傾きが調整できます。
実際には、戸袋から一番遠い位置の雨戸をサッシ枠に押し付けながら傾きを調整して上部と下部がしっかりサッシ枠に当たる様にします。
さらに、次の雨戸を調整できた雨戸に押し付け調整します。(雨戸の枚数分繰り返します。)
この後、次の「落とし錠の位置調整」をします。
雨戸落とし錠の位置調整
ネジ2本で固定されています。
このネジを緩め動かしレールの穴と合う様にして調整します。
実際には、雨戸を閉める位置にし、落とし錠を押しながら動かしスムーズに落ちる位置で固定します。
上手く落ちない時は雨戸が傾いている可能性があります。
次の方法で雨戸の傾きを調整して下さい。
雨戸の錠修理
不具合の状況、雨戸の錠が跳ね上がって落とせなくなりました。(我が家では、防犯上の意味もあり夕方、一階は毎日閉めています)
錠が落ちないので、錠本体と受けの位置が合っていないと思い受け位置を調整しましたが駄目でした。
雨戸を取外し錠を修理しました。
雨戸の取外し
雨戸は上部のレールにストッパーがあり閉めた状態では外せない様になっています。
雨戸をストッパーとストッパーの間に移動します。
この状態で、雨戸の下部を持ち上に持ち上げながら手前に引くと下部が外れるので下に下すと雨戸が外れます。
原因
固定用ねじの紛失とバネがダメになっていました。(バネは、とりあえず調整して直しましたが、後日、交換しました)
固定用ねじは、落ちてないか探したのですが発見出来ませんでした。
修理
固定用ネジを緩め錠を雨戸から外します。
本来、開錠した状態でも雨戸の枠の厚みだけ飛び出している筈の赤矢印部分が奥に凹んだ状態です。
正しい状態に戻しましたが、数回錠を落とすとダメな状態に戻ってしまいます。
どうやら赤矢印のバネが弱っているようなので、バネをラジオペンチでバネ巻き数を1巻減らしました。
紛失した止めネジの代わりに手持ちのネジを付けました。(青矢印)
バネ巻き数を調整し、跳ね上がった後、正しい位置で止まることを確認しました。
完了
錠を固定し、雨戸の元の位置に取り付けます。
実際には一度、雨戸をサッシに戻し、落とし錠がスムーズに落ちる位置をなるよう調整して錠を固定しました。
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