門扉ハンドルの修理

我が家には玄関前、駐車場、庭の三か所に門扉があります。
家を建てた時に設置した門扉ですが、錠前の把手(はしゅ)・・・把手とは、ハンドルのことですが・・・ハンドルを回してもアームが落ちず切らず、中途半端な状態で止まる様になっていました。(下写真)
過去に、外側(表側)ハンドルが戻らなくなり分解し、巻バネを交換したことも有った事から板バネの不良と検討を付け修理しました。
錠前の取外し

門扉の外側のハンドルを操作しても内側のアームが下がり切らず受け金具にハマらなくなりました。
赤矢印プラスネジ2本を外します。
ネジを外すと錠前の外側も外れますので落下させない様に手で押さえるなど注意が必要です。


錠前外側のハンドル修理
過去に、外側のハンドルが垂れ下がった様な位置で止まる様になった時に修理したのですが、今回、写真を撮影したので掲示します。

先ずは赤矢印プラスネジ2本を外し金属カバーを外します。

前回は、金属カバーを外すと見えてきた巻バネが折れていました。

ハンドル付け根のプラスネジを外すとハンドルが取れます。

そのまま、内側に四角い軸を抜くと外れます。

組み直す時に注意が必要なのは、赤矢印のネジ穴の位置と左側金属部品の方向に注意して組むことです。
写真のバネは、1.2mmピアノ線で製作した物です。必要な直径より一回り小さい金属の丸棒に巻き付け作りました。

組立時は、巻バネの髭の位置(赤矢印)が写真の様になるように納めて組立ます。
外した金属カバーを元に戻せば完了です。
錠前内側の修理
これが今回の主題です。
アームは内蔵された板バネの力で、水平→垂直→水平へと直角に動作します。
この板バネが経年疲労で機能しなくなっていました。

プラスネジ6本を外し、金属カバーを取り外します。

赤丸の箇所に板バネがあります。

固定ピンを外します。(これが一番、難しかった。)

マイナスドライバーをピンと四角い軸の間に挿し込み持ち上げる様にして外しました。

金属のリング状部品を外します。
組立時には、後ろに写っているハンドルとリングの位置が合う様にします。

もう1枚金属の部品を外します。
組立時には先ほどの部品を同様の位置合わせが必要です。

この板バネを交換します。
ハンドル操作により四角い軸が廻り板バネを押し上げた後、板バネの力で軸が元に戻る仕組みです。

板バネは自作です。
材料は、車のワイパーブレードゴムを交換すると・・・ゴムと一緒に出てくる板状の金属です。これを長さを合せ切断して製作しました。(GSなどで貰えます。)
今回は、片側に2枚重ねて入れました。
分解した逆の手順で金属板の向きに注意しながら組み直せば完了です。
鍵部の構造

錠前内側の修理をする為、金属カバーを外して作業を行うと、作業に関係ない鍵部も外れます。
最終的に組み直す為に、構造写真を掲載しておきます。
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