伸縮式高枝切鋏の修理
先に「伸縮式高枝切鋏のバネ交換修理」を掲載していた伸縮式高枝切鋏ですが、今度は、ちょっと太めの枝が切れなくなりました。
挟んで切ろうとしてレバーを握ると「カクッ」と何かが外れた様な音がしてスカスカになり切れません。
不思議なことに、一番短くした時と、二番目に短くした時に症状があります。
他のロック位置では、問題なく使えます???
伸縮式高枝切鋏分解
ハンドル部の赤色矢印のネジを外します。
さらに、青色矢印のナットを外します。
青矢印方向に抜きます。
こんな感じで外れます。
さらに、先端部分を外します。
刃先部分、赤色矢印のネジを2本外します。
こんな感じで外れます。
刃先部分の方向に中身を抜き出します。
伸縮式高枝切鋏修理
伸縮する構造はシンプルです。
筒の中に入っている時は、青色矢印の部品が押されている状態です。
これで収縮すると赤色矢印のピンが赤丸矢印の凹みに嵌まり、さらに筒側のロックボタンの先端で押され固定される仕組みです。
レバーを引くと固定されているので凹みのある板状の金具を引き、結果的に鋏が動く仕掛けです。
この、ロックが甘くなっていて、強い力が加わると外れるのが原因と思われます。
今回は、青色矢印の部品を矢と反対方向に少し曲げ上げて見たところ、しっかりとロックがかかり切れる様になりました。
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