トヨトミ製ML-21石油ストーブの芯交換
我が家で、長年使用している対流式の石油ストーブ(トヨトミ製ML-21)の炎が弱くなり、着火も悪くなりました。
買い換えようかと、店頭を覗くとコーナーの隅で替え芯を発見!
何でも直してみたいに火が付き、交換作業をしました。
交換方法の説明書も付いており簡単にできましたので、ご紹介します。
古いストーブですがファンヒーターと違い電気を必要としないので、災害用として保管しています。
交換用換え芯
ホームセンター等で、適用換え芯を購入します。(必ず、適用品を購入して下さい)
点火器も交換できますので、点火しない時は、併せて買ってください。
<参考>
今回、交換した替え芯はトヨトミ純正「トヨ耐熱しん」第23種です。
適合機器型式
RB-20、RB-20A、RB-25、ML-21、ML-22、ML-25、ML-25A、RCA-26、RCA-66、RCA-67、RCA-68、RCA-260、RCA-680、R-20、R-21、R-22、R-23、RS-216、RS-217、KR-23、KRS-216、KRS-217、RSA-11
分解と清掃
添付の説明書をよく読んで下さい。
作業は、屋外の火の気のないところで行って下さい。
消化状態にします。緊急消化レバーが下に落ちてる事を確認してください。
点火用の乾電池をはずしてください。
本体の+ネジ(左写真矢印部分、3本)をドライバーではずします。
釣り手を持ち上げると、写真のように分離します。
ここまで、分解したら清掃をします。
埃をタンク内に入れないように必ず行って下さい。
古い歯ブラシ、絵の具の筆等を使うと細かな部位まで綺麗になります。
清掃の時は、フィラメントを切らないよう注意して下さい。
次に、本体中央の内炎筒を上に引っ張り外します。
内炎筒は、先程釣り手を持ち上げ上部をはずした時に上部内に残る事があります。
赤矢印蝶ねじを3本外します。
真ん中の芯部分を持ち上げると、写真のように分離されます。
芯の交換
替え芯を見て頂くと、わかりますが、金属のピンが出ています。
このピンが、筒の中の切り込みに、はまっています。
取りはずすときは、写真のように折り曲げれば、簡単にはずれます。
取付は、逆の要領で新しい芯を軽く折り曲げ筒に入れピンをはめます。
この時、芯調整つまみを少し左右に動かすと、はまり易くなります。
はめた後、芯の内側に手を入れ芯を金属筒に押しつけ馴染ませます。
組み立て
分解した逆の手順で組み立てて行きます。
赤色矢印、芯調整器パッキンを戻します。
(ゴムに「ウエ」と刻印があります)
交換した芯の下の部分を広げ中央の筒に差し込み油タンクにはめます。
蝶ねじ3本で固定しますが、3本が均等に締まるようにします。
芯調整つまみを時計方向に止まるまで回し、緊急消化レバーを押し下げます。この状態で、耐震自動消化装置を働かせ時、芯が落ちるかを確認します。
芯調整つまみを時計方向に止まるまで回しとき、芯の長さが約6mm程度で平らになるようはさみで調整します。
内炎筒を、元の位置に差し込みます。
上部の筒を戻し、+ねじを締め、電池を戻します。
蓋をあけ、矢印の外炎筒つまみを左右に動かし正しくセットされている事を確認します。
点火試験
油が芯にしみ込むまで15分程度待ち、点火試験を行ってください。
写真のように、煙等異常なく燃焼すれば、完了です。
ご注意:本掲載内容のご利用は、あくまでも個人の責任で、お願いします。