SHARPラジカセMD-F150-Aの修理
古いカセットテープを再生する必要がありSHARP製のラジカセMD-F150-Aで再生しようとすると少し音が出た後、テープが止まってしまいました。
(このラジカセは屋外で作業中にFMラジオを聞くのに愛用しています)
分解してカセット部分を取り出し修理をしました。
ラジカセMD-F150-A分解
裏面赤丸のプラスネジ6本を外します。
かなり奥にあるネジがあり長めのプラスドライバーが必要です。
底面、プラスネジ2本を外します。
この状態で、前面パネルが引き出せますが、配線を切らないように少し前に出し、赤矢印のコネクタ2箇所を外します。
コネクタは刺さっているだけです。(ストッパーは、ありません)
前面パネルが外れたら基板の赤矢印のコネクタを外します。(カセット部のコントロールに繋がっています)
カセット部だけを取り出す為に、赤丸3本、赤矢印2本のプラスネジを外します。
さらにCD部とカセット部の蓋を開け赤丸のプラスネジ3本を外します。
上面パネルを待ちあげるとばっかりと外れます。
カセット部の赤矢印固定プラスネジ2本を外します。
アース線を止めている側にはスプリングワッシャーがハマっているので落とさないように・・・
ラジカセMD-F150-Aカセットベルト修理
原因が判りました!
赤矢印のプーリーにベルトがありません。
切れて・・・こんなところにありました。
ピンセットで除去しましたが、掴むと切れボロボロでした。
バンコード(オレンジ色)でベルトを作ります。
仮にプーリーに当て長さを決めます。
この部位のベルトはきつくすると巻き戻し(早送り)後のカセットテープの排出が出来なくなります。
バンコードは、両端面を半田ごてに溶かし付けました。
切れていない手前の黒ベルトを一旦外し、切れたベルトの位置にバンコードで作ったベルトを付けました。
この状態で、バンコードを付けたプーリー自体が下方向に指で軽く可動するか確認しました。
ラジカセMD-F150-A修理完了
組立前に、仮接続を行い動作試験しました。
再生OKです。
巻き戻した後もエラーにならずイジェクトボタンでカセットテープが排出されOKです。
逆の手順で組み立てて再確認OKでした!
本来の目的、古いカセットテープを再生し録音された内容確認が出来ました。
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