日産マーチ ドアロック修理
日産マーチ(AK-12)の右後ろ側のドアが時々ロックしていないのに気づきました。
確認のため運転席ドアにある全席ロックスイッチを操作すると2~3回に1度の割で施鍵しません。
早速ネットで調べると・・・マーチでは良くある故障・・・さらに、リコールの対象・・・等がありました。
リコールで直るならと日産のページを調べると、「リコール関連情報」がありましたが・・・残念、「新車登録から5年間。ただし、その期間内でも走行距離10万kmまで」我が家のマーチは既に5年を過ぎており対象外でした。
防犯を考えると放置する事も出来ず、馴染みの日産のカーアドバイザに電話で費用を確認すると、「工賃込みで15,000円程度・・・」部品を売って貰うと「部品代7,000円程・・・ご自分で交換される場合は、原因が他の箇所でも返品ができなくなるので、一度車両を点検させて下さい。」との話をいただき早速車両を持ち込みました。
点検結果は・・・「助手席以外のロックは交換が必要です。アクチュエーターという部品が壊れかけています。時間の問題です。」値段は、「工賃込みで25,000円になります。」先に問い合わせた値段からすると随分安いので確認すると「4ドア共交換するためのドアロックキットと言う部品があり部品代が11,000円程になるので・・・」悩んだ末、このキットを購入して自分で交換することとしました。(私は、日産カードを持っていたので部品代は10%オフで9,800円でした。
後席アクチュエーター交換
後席右ドアの交換方法です。(後席左ドアも同様です。)
赤丸のドアノブカバーを外します。
内貼りはがしを写真のように差し込みドアノブカバーを少し浮かせ赤矢印の方向に引っ張り外します。
カバーが外れた状態です。
肘掛のスイッチパネルに内貼りはがしを差し込み赤矢印方向に外します。
スイッチパネルのコネクタを外します。
赤丸のネジをプラスドライバで外します。
これで内貼りを外す準備が完了しました。
内貼りはがしを差し込みバキバキと剥がします。
止めているピンが全て外れれば赤矢印方向に持ち上げれば内貼りが外れます。
防水対策のため張ってある透明なシートを剥がします。
赤矢印の部分を少し剥がしたらシートを引っ張りながら黒い粘着剤をカッターナイフで切るようにして剥がします。
こんな感じに剥がします。
赤丸のネジをプラスドライバで外しドアノブを外します。
赤矢印方向にずらすと外れます。
ドアノブを裏返しアクチュエーターからのワイヤーを2本外します。
赤丸と赤矢の部分でハメ込み式で固定されています。
こんな感じになります。
アクチュエーター本体を固定しているネジ(左赤丸3本)を外します。
ネジは特殊なネジ山ですが六角レンチで外れました。
外側ドアノブを外します。
写真右赤丸のゴムキャップを外すと上写真赤丸のネジが現れます。
これも、六角レンチで外します。
持ち手を少し右前に引きながら左カバーを赤矢印方向に引っ張ると外れます。
持ち手を手前に引きながら赤矢印方向に引くと持ち手が外れます。
外側ドアノブが外れた状態ですゴムカバーを外します。
外側ドアノブの内側です。
赤矢印方向に押すと外れます。
アクチュエーターからのワイヤーが接続されていますので外します。
ドアに付けた状態で写真が撮れないため外してから参考に再現しました。
赤丸の箇所でハメこみ式で接続されています。
アクチュエーターへ接続されている配線コネクタを外すと本体を取り出すことができます。
写真は参考写真です。
左が外側ドアノブで右がアクチュエーターです。
接続されていないワイやー2本が内側ドアノブへ接続されます。
後は、逆の手順で元に戻せば完了です。
所要時間は右後席ドアだけで約1時間でした。
左後席ドアのアクチュエーター交換方法は右側と同じでした。
左後席ドアは慣れたのでアクチュエーター交換は40分程でした。
前席アクチュエーター交換
運転席側の交換方法です。
後席ドアと同様の方法で赤丸のドアノブと肘掛部を外します。
こんな感じで外れます。
赤丸のコネクタとネジを外します。
ドアの内貼りを後席と同様に外します。
防水対策のため張ってある透明なシートを剥がします。
赤楕円の鉄板を外します。
赤丸2本のネジをプラスドライバで外せばとれます。
ウインドウガラスを収納するドアガイドをフリーにします。
赤丸のネジを外すとフリーになります。
これを緩めないとアクチュエーター本体が取り出せません。
後部ドアとは異なり外側ドアノブは外しません。
アクチュエーター本体からのワイヤー(赤丸)を外します。
アクチュエーター本体固定用のネジを六角レンチで外します。
外側ドアノブとアクチュエーター本体をつないでいるもう1本のワイヤーは本体側を移動し外します。(赤丸部分)
参考、ワイヤー接続部が写真赤丸の部分です。
後は、逆の手順で元に戻せば完了です。
所要時間は約40分でしたが、後席ドアロックを交換した後だったので速かったと思います。
異常の無かった助手席側も交換するために内貼りを剥がしましたが、他のドアと異なり真新しいアクチュエーターが付いていたので交換を止めました。
多分、前オーナー時代に不具合があり交換していたものと思われます。
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