日産マーチ オーバードライブ修理
マーチ(AK-12)のオーバードライブのランプが点灯せず、動作しないことに気がつきました。
マーチは、娘が通勤用に購入した車ですが、娘に聞いても「オーバードライブて何?使わないから問題なし!」・・・でも、メンテナンスを引き受けている私としては気になるので、ネットで検索すると、よくある故障のようでシフトレーバー下の黄色の配線が断線するとなることが解りました。
原因が解り、修理したので、その情報を記載しました。
シフトレバーカバーの取り外し
運転席を前方にスライドさせ赤丸のネジを外します。同様に助手席側のネジを外します。
後部座席側を持ち上げると配線が接続されています。
配線はコネクターで接続されていますので、これを外します。
シフトカバーの前部は、左写真の赤丸の穴に、ピンで止まっているだけなので、コネクターが外れれば後部座席側からシフトレバーカバーの後側を上へ思い切って持ち上げれば全体を取り外すことが出来ます。
問題の配線は、シフトレバーの下にあります。
このカバーが上手く外れません・・・仕方がないので隙間から修理しました。
オーバードライブスイッチ配線修理
運転席を後ろに一杯スライドさせ、横から覗くと写真の様に黄色のコードが2本、確認できました。
写真赤色矢印の方からラジオペンチを入れ黄色のコードを摘まんで出すと断線していました。
コードの被覆をカッターナイフで剥き接続し、半田付けしました。
半田付けした個所にヒシチューブを被せ絶縁処理しました。(絶縁テープでOKです。)
注意:半田付けする時は、焦がさない様にシート、床等を新聞紙などで保護して下さい。
この状態で、エンジンをかけシフトレバーを操作し、O/D OFFランプが点灯すること確認します。
念のため、切れていない側のコードもラジオペンチで引き出して確認したところ被覆が破れいましたので、同様に修理しました。
修理したコードは、元の位置に戻すのですがシフトレバーを動かすと、クリップ手前の黄色コードが動くことが判りましたので、手前側に余裕を持たせ固定しました。
所要時間は、約50分かかりました。
可動部に使用する配線にしては、コードが固く、中の銅線も1本が太いため切れ易い様に感じました。
ご注意:本掲載内容のご利用は、あくまでも個人の責任で、お願いします。