マザーボードFV25のコンデンサ不良修理
当時、愛用のパソコンが遂に起動しなくなりました。
どうしても、直らないのでオークションでジャンク扱い出品をするため調べていると「マザーボードのコンデンサ交換済み・・・」という出品があるのを発見しました。
さらに調べるとコンデンサ不良で同様の症状になることも判りました。
電気小僧の魂に火が付きました。
パソコンは、ソルダム製のベアーボーン「POLO T2」マザーボードFV25と言うパソコンです。
追記:その後、他のパソコンでも同様の修理方法で直すことが出来ました。
症状
最初の内は、突然使用中にフリーズするも再起動すると何事もなく動く(週1程度)
デフラグ→レジストリ再構築→ウイルス検査→スパイブート駆除→WindowsXP修復等々するも駄目。
起動途中で止まるようになる(4~5回で1回程度)
「Verifying DMI Pool Data・・・・・」エラーが表示され起動しない。
ハードディスク以外のドライブ、外部接続機器を順次切り離すも回復せず。
メモリ・CPU・ハードディスク・電源を手持ちの物と交換・・・・駄目。
マザーボード確認
目視確認すると写真のように明らかに膨らんだコンデンサーを発見!
コンデンサの頭をよく見ると脹らんでいます!
コンデンサ調達
この時期に製作されたマザーボードのコンデンサは品質が悪く耐用年数前に不良となるようです。
(友人に頼まれて直した同様の症状の某大手メーカーの製品もありました)
購入したコンデンサ:1000uF 10V 105℃低漏洩コンデンサ(低等価直列抵抗付き)を5個購入しました。
元々は、1000uF6.3V85℃が付いていました。
コンデンサ交換
最初の写真赤矢印5カ所のコンデンサを交換しました。
マザーボードを取外し、半田ごてと半田吸取線で半田を吸い取り不良コンデンサを外しました。
(外す前に、コンデンサの位置、極性関係を把握する記録をお勧めします)
購入したコンデンサの極性を確認しながら半田付けしました。
(基板が多層構造のマザーボードもあるので半田はしっかり入れます)
結果
こんなので直るのか?不安な気持ちで電源を入れ、BIOSの初期設定をして再起動すると・・・チャント起動・・・「万歳!」・・・ところが・・・使用中にまたやフリーズ・・・???
ガックリして再起動、起動はOK、しかし、またまたフリーズ・・・
マウスで右クリックすると???
どうやら、コンデンサを交換する前にOSをいじり過ぎたのが原因か?
safeモードで再起動してから終了、再度起動すると解消しました!
念のため、OSの修復セットアップを実施後、windows Updateをしました。
その後、このパソコンは買替の為、身売りされるまで何の問題もなく約2年間動いていました。
ご注意:本掲載内容のご利用は、あくまでも個人の責任で、お願いします。