日立オーブンレンジMRO-VS8分解
購入して僅か2年の日立オーブンレンジMRO-VS8が突如「H33」なるエラー・・・
オーブンレンジは、我が家では毎日活躍する大事な調理器具、これが動かないと困るという事で、まずは、日立の修理に関する窓口に電話・・・つながりません・・・・20分ほど待って、繋がりました。
状況を説明すると「出張修理対応、最短で5日後、費用は2万円程度・・・」うん~検討しますと言って電話を切りました。
5日も待てない、3万円弱で購入したのに修理費に2万円出すのは・・・新しいレンジをAmazonで購入しました。(2日後に到着、妻納得)
まだまだ綺麗なMRO-VS8・・・このまま捨てるのは・・・ネットで調べると冷却ファンエラー、ファンを交換して直ったと言う情報もあり挑戦しました。
最初に言っておきますが直りませんでした。
なので、あくまでもファンを外すまでの分解方法になります。
テーブルプレート、給水タンクを外しておきます。
カバー取外し
裏側赤矢印のネジ8本を外します。(8本とも同じネジです)
カバーを手前に引くと外れます。
給水タンクホルダー取外し
レンジを引っ繰り返します。
給水タンクを外した箇所の奥ににある赤矢印のネジを外します。(底板部では1種類のネジです)
給水タンクの収まっていた黒色ホルダーを外します。
赤色矢印と青色矢印のネジを外します。(赤矢印のネジと青矢印のネジは種類が異なります)
底板部取外し
赤色矢印、青色矢印、黄色矢印のネジを外します。
(赤矢印のネジ、青矢印のネジ、黄色矢印のネジは種類が異なります)
冷却ファン取外し
外した底板は電源コード外す手間を惜しみ写真の様な状態にします。(正面パネルを傷付けないよう注意)
赤枠部が冷却ファンです。
右がインバ-タ-側、左がマグレトロン側の冷却ファンです。
右のファンは、簡単に外れます。
冷却ファンに繋がれているコネクタを外します。
上方向に冷却ファンを抜き取ります。
抜いたファンには、後から判別出来るように印を付けました。
左側の冷却ファンを外します。
下側からの抜き取りとなっています。
赤矢印の管と青矢印の配線が邪魔しないように浮かせます。
配線は、下写真の青矢印の白いバーを潜らせ下側に持っていきます。(バーを折らないように)
配線用コネクタを外します。
背面パネル部を外します。
赤色矢印、青色矢印のネジを外します。(赤矢印のネジ、青矢印のネジは種類が異なります)
赤枠、モーターの付いた部品が背面パネル写真の青ネジで止まっています。
冷却ファンのホルダーを固定している赤矢印のネジを外します。
冷却ファンのホルダーを写真の様に90度程傾けます。
写真の様に冷却ファンを抜き取ります。
外した冷却ファン
Nidec製、L80T12NS1A7-53 12VDC 0.38Aとあります。
参考ですが純正品は、「日立・純正部品のパーツショップ」さんで販売されています。
動作試験
直流電源装置から12Vを供給し回転するか確認しました。
両方ともOKです。
手に風を当てた感じも同じです。
オシロスコープを持っていないので出力回転数を正確に計る事は出来ませんが、目安として電圧を測ったみました。
ほぼ、同じ値なので問題ないと思います???
障害箇所の推測
ネットで色々調べると、H32はインバ-タ-側のエラー、H33はマグレトロン側のエラーと言うのを見つけました。
という事は、冷却ファンが悪ければファンを入れ替える事でエラー表示が変わるハズだと思い入れ替えて確認しました。
エラーは、H33のままです。
という事は、冷却ファンは壊れていない。
1日1時間、2年間使用で冷却ファンの実働時間は1,000時間もないことからも可能性が少ない。
以上のことから基板側に障害箇所があると推測しました。
基板側も取外し目視確認しましたが、特に異常はわかりませんでした。
新しいレンジを購入したこともあり、ここで諦めました。
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